2010年 11月 01日
なないろに包まれて ~なないろレディースクリニック@つくば~
私にとって多分最後になるであろう今回の出産は,
夢溢れる綺麗で快適なこのクリニックで出産させてもらいたいと妊娠前から主人に頼んでありました。
(雪の時は里帰りせず横浜の大病院で出産しました。)
そして夢叶い実際にここで産むことができたのですが,入院中は想像以上に感動の連続でした。
この病院の素敵なところをご紹介したいと思います。
これからつくば・茨城周辺で出産を考えている方のご参考になりますように。
《なないろの魅力その1:院長》
なにを差し置いても院長。
黒田院長が素晴らしすぎる。
あのお人柄…。明るく優しくポジティブで患者思い,どんな時でも不安になることを絶対口にしないので,
いつも検診のたびに励まされ,妊娠中の不安が解消されました。
そして院長の驚異的なフットワークの軽さ…。
午前午後の診察,お産や手術,産後検診,赤ちゃん検診などがあるのに合間を縫っては,一人一人の個室をちょくちょく回って様子を見てくださる。どこへ行っても院長に会う感じ(笑)
院長クローン説が囁かれるほど。
さらに入院中の妊婦さんを産前・産中(!)・産後とデジタル一眼レフで毎日写真撮りっぱなし。
それに音楽をつけてDVDにして,産後のお部屋に持ってきてくれるのです。
「DVD作ったから。見てみてね。」と手早くデッキに入れて再生してすぐに去っていく院長。
あれはこちらが遠慮なく泣けるようにという配慮にちがいない。
だって世界に一つだけの,自分だけのお産DVD。
それを見て泣かない産後ママはいないと思う。
私も泣きました。
(しかもBGM1曲目が、私の大好きな、久石譲の「Summer」!そのイントロと共に映し出される、家族4人の写真、あぁ涙腺が一気に崩壊…)
破水した日の朝の検診で,診察が終わって「じゃあ入院ですね」となり「はい,まずは一枚!」とカメラを向けてきた院長に,不意をつかれて笑顔の私。
陣痛を待ちながら個室にいた時のリラックスした私(食事中),LDRで主人が付き添ってくれている写真。
陣痛に耐える表情。
「はい頭が出ますよ~」という言葉からへその緒カットまでのシーンなんて,ムービーで撮ってくれている。
もちろん赤ちゃんの産声も入っている。
「あぁ,泣いた,泣いた!」という,安堵した私の涙声も。
カンガルーケアで赤ちゃんと寄り添っている私の写真。
産後会いに来てくれた雪や母,父の写真。
赤ちゃんをのぞきこんで笑顔になっている雪。
子ども好きな院長は雪を見る度に写真を撮ってくれて,DVDには雪の写真が特にたくさん。
それも嬉しくて…
主人が赤ちゃんを抱っこしている写真を撮りたいからと,面会時間になったら私の部屋にカメラを持ってやってきて,
「まだお兄ちゃん(雪)とご主人来てない?じゃあ来たら呼んで。それ(呼び出しボタン)押していいから。」
しゃ,写真を撮ってもらうためだけに,ナースコールで院長を呼び出していいとは!
やがて主人が来たので,言われた通りにおそるおそる呼び出しボタンを押す。
ナース:「どうしましたか?」
私:「あの…院長に,主人と息子が来たら呼ぶように言われまして。もし今お忙しくなければお伝え下さい…」
するとすぐ本当にカメラを下げて入って来た院長。
なんだかスーパーマンみたいに現れる(笑)
本当にまめな院長…
いつDVD編集してるの?
ナースステーションで夜勤のローテーション表見たら毎日院長の名前が入っていた。
いつ寝てるの?(←いつもはつらつ)
いつ髪切ってるの?(←いつもこざっぱり)
いつ家帰ってるの?(←お子さんたちも大きくて良きパパの様子)
《なないろの魅力その2:全員プレゼントしてもらえるマイ出産DVD》
(これは1にも書いた通り。素晴らしい宝物になりました。娘にも将来渡します)
《なないろの魅力その3:豊富なバースプラン》
バースプランを自由に叶えられるのが大きな魅力でした。
フリースタイル(例えば畳出産など),家族(子どもも可)立ち会い出産,ソフロロジー,無痛分娩も可能。
LDRでは好きな音楽やDVDをかけてもらえるし,照明の色も好みに合わせて変えてもらえる。好きなアロマオイルを焚いてもらうこともできる。
自分のお産を好きに演出することができるのです。
《なないろの魅力その4:病院施設が快適で美しい》
建物の外観が夢のように素敵で,最初に訪れたとき息を呑みました。
木質感を生かした外観に全個室のカーテンの色が七色でグラデーションになっており,外から見ると虹のようです。
「なないろレディースクリニック」という名前の通り。
外観だけでなく院内はどこもかしこもホテルのように清潔で美しいのです。
待合室
《なないろの魅力その5:お料理》
お料理が美味しく見た目に美しいことも有名です。
朝昼夜と,「レストラン!?」と思うような豪華で手の込んだお料理が出されます。
入院した日の昼食
★白身魚のアーモンドソテー・ミックスビーンズの蟹クリームがけ
★かぼちゃと葱の熱々コンソメスープ
★パンツァネッラというのかな?バゲットの入ったトスカーナ風サラダ。ほかにじゃがいも・ツナ・玉ねぎ・レタス・ハム・プチトマト・オリーブ入り。
★フルーツ(葡萄・梨・メロン)
★温かいほうじ茶
(この食事だけは、まだ赤ちゃんが産まれていなかったので、食べながら材料を書き記す余裕がありました。あとは写真を撮るのが精一杯)
朝食
豪華なお祝い膳!
ネームカードの内側には,院長・助産師さん・看護師さんからの手書きメッセージが。
★海の幸のサラダ フルーツソース
★焼き野菜のカプレーゼ
★冷たい季節のポタージュ
★サーモンのミルフィユ仕立て 香草クリーム
★生姜風味クレームブリュレ
★グラハムブレッド
★カクタスドリンク(サンプレグリノで割ってお飲み下さいとのこと)
(ちなみにお祝い膳の日は院長が「みなさん、おめでとうございます」とラウンジまで顔を出して声をかけてくれた。本当に身軽でまめな方!)
出産前日~当日の食事は個室に運んでもらえますが,翌日からはラウンジで他のママたちとお話しながら食べます。色々情報交換できて楽しい。
赤ちゃんのコットは壁際にずらっと並べるのでちょっとした新生児室のよう(笑)
そうそう,おやつや夜食も毎日出るんですよ。
マフィンとほうじ茶
夜食
ちょうど陣痛中で夕食が食べられなかった出産当日、部屋に戻ったら夜食の「こにぎり」が届いていて嬉しかった…
おいなりさんの日もありました
《なないろの魅力その6:充実したサービス》
他にもサービスはホテル並みに細やか。
歯ブラシ・コップ・お風呂タオル・ブラシ・コットンなどのアメニティがもらえるのはもちろん,
パジャマやタオルは無料で毎日清潔なものに取り替えてくれるし,産後ママに必要なあらゆるもの(下着やパッド)は大量にセットになっていて入院時にもらえるので,入院する時手ぶらでもいいぐらいなのです。
ちなみに退院時はなないろオリジナルのベビー服をプレゼントしてもらえるので赤ちゃんにそれを着せて帰れます。
白くてシンプルなベビー服ですがとても手触りのいいしっかりした生地が2枚仕立てになっており,
白い糸で刺繍されているなないろのロゴマークも可愛くて,退院したあともお気に入りです。
産後の疲れを取る無料のアロママッサージも受けられます。
好きな香りのオイルを選んで,背中や肩,脚などをマッサージしてもらえます。
出産で疲労しきった体に最高のごほうびです。
まさに至福でした…。
赤ちゃんの足型、パパとママからのメッセージ、家族の写真が挿入され、
文中に赤ちゃんの名前が組み込まれているオンリーワン絵本もプレゼントしてもらえます。
《なないろの魅力その7:スタッフが素晴らしい》
受付の方々から看護婦さん・助産師さんたち,調理や清掃の方々,アロマ担当の方々など誰もが優しく親切で,
そんな方々の作り出す院内の雰囲気はゆったりと優雅で心癒されるものでした。
母乳育児の指導も実に細やかで熱心なので、3人目を初めてなないろで産んだというママさんが
「1人目も2人目もミルクだったのに、3人目で初めて母乳育児できるようになりました。ここのスタッフさんの母乳指導のおかげです。」と言っていました。
赤ちゃんが泣いて泣いて眠れない夜は、泣き声を聞きつけて看護婦さんがお部屋に来て下さり、色々アドバイスしてくれたり、
私の不安に明るく答えてくれたりして励まされました。
ここは日本一のマタニティークリニックかもしれないと思います。
あの場所がファンタジーでなく現実に存在するなんてちょっと夢かと思うほど。
これからなないろで出産される方は本当にお楽しみに!
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★昨夜の雪★
寝る前にはいつも雪を抱きしめて
「お母さんは雪が大好き。雪が大事・大事だよ。ずっと雪と一緒にいたいよ。雪がお母さんの子どもで嬉しいよ。ありがとう。」と言う私。
雪も「雪もお母さんが大好きだよ」とにっこりしてくれる。
昨夜はそのあと、
雪:「雪がいないと生きていけない?」←いつも私が言っているので本人も覚えてしまった
私:「うん、生きていけない」
雪:「死んじゃうの?」
私:「うん、悲しくて死んじゃうよ」
雪:「じゃあ、どこにもいかないね」
私:「ありがとう」
いつか親離れするその日までは、ずっとずっと一緒にいてね。
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探すのもなかなか大変だし、
実際に行ってみても先生と合わなかったりなんていう話も聞くので
本当にラッキーだったね!
そして、ご飯がおいしそう。
私もご飯の美味しいところで出産したけど敵わないよ!
このお祝い膳がすごい~。
右下にあるのはパンかな?すごく大きいけど。
産後の大変な時にこれだけ記録していたRuriちゃんにも脱帽です。
うんうん、ミカヅキちゃんのお祝い膳が豪華だったときいて、
雪の(古い大病院)のお祝い膳写真、昔ミカヅキちゃんにメール添付したよね…
あの、わびしいお祝い膳覚えてる?(笑)
今回はここで産めて本当に良かった!
食事が美味しいと気持ちも明るくなるね。
産後はそういうことも大事だと思った。
お祝い膳のメニュー、本文中に書いておくね。
大きいのはグラハムブレッドでした。
私もそんなところで出産してみたかった!!!
院長先生、すごいね。超人かもしれない。
ホテルのようにきれいで、スタッフもすばらしく、夢のようです。
食事がおいしいと、なにはともあれ、ほっとするよね。
あと、家族の立ち会いができるのって、いいね。
今回は、あれよあれよのスピード安産だったけれど、雪くんの立ち会いも考えていた?
DVD、涙なしには見られないでしょう。
というか見たいんだけど。
あまりにプライベート写真すぎて、見せてともいえない(笑)。
かわいいだろうなあ…(想像してうっとり)。
4年前に雪を産んだ病院がいわゆる昔ながらの大病院で、大部屋で、
真冬だったこともありすきま風が寒いし、施設は古いしベッドは固いしトイレは狭いし、
シャワーは朝イチに表に名前を書かないと確保できないし、
母子同室でないので産後のボロボロの体で遠い授乳室までかたつむりのように這って行く状態で、
食事もザ・病院食という感じで美味しくなくて、
そういったもろもろのことにそのときは子どもを産めた喜びで不満は感じなかったけれど、
2人目を産むにあたって、今度はもっと夢のある病院で産みたい!と強く思ったのでした。
この病院にめぐりあえて本当に良かったです。
近い将来、つくばの名物病院になるはずです。
「なないろレディースクリニックのレシピ本」も出るかも(笑)
立ち会いですが、私は主人の立ち会いなしで産もうと思っていたの。
雪のとき、病院の方針で立ち会いができなかったんだけど、
そもそも、瀕死の野獣のようにのたうちまわる姿を主人に見られたくなくて(笑)、
陣痛がマックスになるあたりでは無理やり主人を家に帰した私。
今回も自分ひとりで赤ちゃんと戦うつもりでした。
でもびっくりするほどあっという間にお産が進んだので自然と主人も一緒にいてくれて、
あぁ立ち会いもいいものだなぁ、安心するなぁと思いました。
そんな私なので雪の立ち会いなんて、全然考えていなかったけど、
子どもに立ち会わせたいと言っているお母さんはマタニティクラスでたくさんいました。
私は3歳半のわが子には、お産に立ち会わせる勇気がなかったよ…。
お母さんが見たこともない形相で苦しんで叫んでいる様子や、血だらけの現場を見たら怯えちゃうんじゃないかと思った。
でも、子どもによっては、一生の経験になるのかもしれないね。
DVD、今、遊びに来てくれた母に見せたところです。
今でもぐっとくる…。感無量…。
産後、病院にお見舞いに来てくれたお友達にはDVDを見せました。
こんなのドラマでしか見たことなかった、と言っていました。
アングルが、助産師さんサイドじゃなくてお母さんサイドから撮ってくれているので、大丈夫、人に見せられるんだ(笑)
ユミコちゃんにも見てもらえる機会があるといいなぁ!
次回遊びに行くとき持参するね(笑)
DVD、パソコンで再生してみたら、タイトルが「My_Great_DVD」になってた。
先生、そんなところまで手を抜かない。
もっと海ちゃんたちが落ち着いて、遊びに来てくれる日を、心待ちに待ってるね。タイトルにもぐっときたわ。ほんと、出産って、お母さんも子供も、命を賭けた一大事だもの。
子供の立ち会い、納得でした!
私の出産した病院は、そもそも子供の立ち会いはNGだったから、考えてなかったんだけど、たしかに3歳半の子供にとっては、お母さんがただごとではなくなるのって、そっちのほうがショックだよね。
ちなみに、私は(わりとレアなのか?)立ち会いは、自分自身はいらない派。Ruriちゃんの雪くんのときの気持ち分る。一人のほうが勇気をもって出産に立ち向かえる気がしたんだよね。
あらためて「なないろ」の料理の写真を見て、確かにレシピ本がほしいと実感しました。
だって、乳腺炎対策とかで、絶対にローファットだよね?
こんなに美味しそうなのに…。
なないろのお食事は品目数が多く、バランス良く栄養を摂ることができました。
カロリーにも気を使ってくださっていると思うんだけど、味が薄すぎるとか物足りないということはなく、
いつもおなかいっぱいで、食べきれないこともありました。
退院したお母さん方に検診で会うと、「なないろのお料理が恋しい…」と言っていました。
お食事も素晴らしいし、雰囲気も最高ですね♪
こういうところで出産して、ほんとにいい思い出になりますね(*^ ^*)
ちなみに…お値段は高そうですが、いかがでしたか?
やはり、大病院で出産するよりは費用がかかります。
でもびっくりするほど高くはないんですよ~
というか、この色々なサービスを考えたら、個人病院にしては安いと思えるぐらいでした!
出産一時金も今は42万いただけますしね♪
聖路加日野原先生も褒めていました。
ありがとうございます。
コメントを頂き、ひさしぶりにこの日記を読み返しましたが、感慨と切なさでいっぱいです。
なないろさんは本当に、夢かと思うぐらい素敵な場所でした。
優しさとホスピタリティに溢れていました。
2人目を9月に出産予定のものです(*^^*)
私は、里帰り出産を考えていて
こちらの日記を見つけ読ませていただきました。
とても素敵な所ですね(*^^*)♡
私もこんなところで産みたいので質問させていただきたいのですが、
費用はどの位かかりましたか?
赤ちゃんは産まれてから直ぐ抱かせていただきましたか?
上の子は産まれてから暫く会えなくてさみしかったのを覚えてます
もし、差し支えありませんでしたら
教えてくださると助かります!
こんにちは。
コメントありがとうございます。
2人目ご出産予定が9月とは、私と一緒ですね!
なないろさんでお考えですか?
でしたら、早めに受診されて予約を入れることをおすすめします。
費用については、お教えしたいのですがここで書くのはためらわれるので、「非公開コメント」にチェックを入れて(そうすると私のみ読むことができます)で藍菜さんのメルアド(捨てアド)を頂けたら、そちらにメールさせて頂きます。
ただ、2010年のものなので、現在とは変わっているかもしれません。
出産したらまず抱かせてもらい、その後体重測定などが無事終わったあと、長時間カンガルーケアをさせてもらいました。
母子同室ですので、最初の夜からずっと一緒でしたよ。
思い出すだけで胸がいっぱいになります…